【YDN】コンバージョン測定機能の刷新完了について
変更履歴
2017年6月16日:新指標の開始日前後のコンバージョン測定について、補足に説明を追加しました。
実施日
2017年6月14日(水)
概要
Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)のコンバージョン測定機能を刷新し、より精度の高いコンバージョン測定に対応しました。
具体的な変更点は、以下のとおりです。
- コンバージョンの測定方法を、以下のとおり変更しました。
-従来:Cookie情報を用いた測定
-刷新後:Cookie情報とログイン情報 の両方を用いた測定
これにより、パソコンとスマートフォンなど、デバイス(端末)をまたいだコンバージョン測定に対応しました。 また、測定の精度も向上しました。 - コンバージョン測定の計測期間が、7日間から90日間の間で設定できます(従来は30日間のみ)。
食品は7日間、不動産は90日間など、商品の特性に合わせた計測期間を設定可能です。 - コンバージョンのレポート画面に、従来のコンバージョン測定の「旧指標」と、刷新したコンバージョン測定の「新指標」の、2つの数値が表示されます。
旧指標は項目名に「(旧)」が付いた状態で表示されています。
また、新指標の開始に伴い、一部項目の名称を変更しました。詳細は以下のとおりです。
現在の項目名 | リリース後・旧指標の項目名 | リリース後・新指標の項目名 |
---|---|---|
総コンバージョン数 | コンバージョン数(旧) | コンバージョン数 |
総コンバージョン率 | コンバージョン率(旧) | コンバージョン率 |
コスト/総コンバージョン数 | コスト/コンバージョン数(旧) | コスト/コンバージョン数 |
合計売上金額 | 合計売上金額(旧) | 合計売上金額 |
売上/総コンバージョン数 | 売上/コンバージョン数(旧) | 売上/コンバージョン数 |
「必須項目」欄から新指標の表示のオン・オフが設定可能です。旧指標は「オプション項目」欄から設定できます。
補足
- 実施日以降のコンバージョン最適化は、新旧両指標の数値を利用しています。
このため、キャンペーンにコンバージョン最適化を設定している場合、コンバージョン刷新の実施日以降、CPA(顧客獲得単価)が変動する場合があります。統計情報をご確認のうえ、必要に応じてご調整ください。 - 新指標の集計期間について
新指標では、測定を開始した2017年6月14日夕方以降に発生したコンバージョン対象となる行動(購入、登録、申し込みなど)をコンバージョンとして測定します。それ以前に発生した行動については、新指標では測定できません。
新指標の数値を利用する場合は、測定できない期間が含まれていないかをご確認ください。
どの時点の行動がコンバージョン対象になるかは、以下の例をご覧ください。
パターン1:6月1日に広告がクリックされ、6月10日に商品が購入された
→コンバージョン対象となる行動が新指標の測定開始以前のため、新指標には計上されません。新旧のコンバージョン数は以下のとおりです。
旧指標 1
新指標 0
パターン2:6月1日に広告がクリックされ、6月16日に商品が購入された
→広告クリックは新指標開始以前ですが、コンバージョン対象となる行動が新指標の測定開始後のため、新指標にも計上されます。新旧のコンバージョン数は以下のとおりです。
旧指標 1
新指標 1
パターン3:6月16日に広告がクリックされ、6月20日に商品が購入された
→広告クリックとコンバージョン対象となる行動のいずれも新指標の測定開始後のため、新指標にも計上されます。新旧のコンバージョン数は以下のとおりです。
旧指標 1
新指標 1
- 旧指標は一定期間後に終了する予定です。レポート画面の数値等をお使いの場合は、新指標への早めの切り替えをご検討ください。
なお、旧指標の終了予定は、詳細な日程が決まりましたらあらためて お知らせいたします。