制作提供:株式会社ベーシック
前項では、「リスティング広告出稿後の運用管理」という点に触れました。ここでいう「運用管理」とは一体どういうことか、ご説明します。
そもそも、インターネット広告と、紙媒体の広告には考え方について大きな違いがあります。従来の紙のチラシであれば、基本的に「紙面を作成して、届けたら終わり」という考え方でした。
しかし、インターネット広告は違います。宣伝開始後に、一般ネット利用者の反応を見て広告文などを自由自在に変更し、宣伝に対する反応を改善させることも可能なのです。
言わば、インターネット広告とはネット利用者の反応次第、そして、出稿者側の設定内容次第でいかようにも成否を決する「生き物」。
そのため「出稿後の運用」という考え方が必須なのです。
具体的に言えば、「初めはこんな広告文で宣伝を開始したけど、成果レポートを見てみたらユーザーからの反応が悪いから、もっと反応が得られるように広告文を変更してみよう」といったことです。
インターネット広告の世界では「PDCAサイクルを回す」という言葉がよく使われます。「PDCAサイクル」とは、「Plan(企画立案)」ー「Do(実行)ー「Check(効果測定)ー「Action(改善行動)」のプロセスを絶え間なく繰り返していく、という意味です。
一度「リスティング広告」を出稿した後に、ユーザーの反応を見て広告文を変え、宣伝の成果を改善していくこともまさに「PDCAサイクルを回す」に当てはまるのです。
それでは、ここで、「リスティング広告」の効果を見るときによく出てくる専門用語を解説します。
なお、ここで紹介している言葉については以下の動画でもわかりやすく紹介しています。合わせてご覧ください。
「コンバージョン」とは直訳すると「変換」「転換」という意味です。
Web広告の世界では「最終的な成果」のことを指します。
例えば、「リスティング広告」を出したなら「広告を見て、商品購入につながった」「広告を見て、店舗への問い合わせにつながった」など、「見込み顧客を態度変容させ、顧客へと転換できた場合」と考えると分かりやすいでしょう。
「CPC(シーピーシー)」とは「Cost Per Click(コスト・パー・クリック)」の略語で、広告のクリック単価は幾らかという意味。簡単に言えば、クリックを1回得るためにはいくら必要か、ということです。
例えば今回、1万円の軍資金(=コスト)で「リスティング広告」を掲載し、自社ホームページへの集客を図ったとします。100人が広告をクリックしてホームページに来たら、「10,000円÷100人=100円」という計算になり、「広告のクリック単価は100円」ということになります。
「CPA(シーピーエー)」とは、「Cost Per Action(コスト・パー・アクション)」の略語です。顧客獲得単価(成果単価)という意味です。
1万円の軍資金で「リスティング広告」を掲載し、自社ホームページに100人集客できました。その中から実際に商品を購入した(アクションした)人が5人だったとしましょう。
すると、「10,000円÷5人=2,000円」という計算になり、「顧客獲得単価(成果単価)」は2,000円」ということになります。
「CTR(シーティーアール)」とは、「Click Through Rate(クリック・スルー・レート)」の略語で、広告のクリック率(広告がクリックされた頻度)という意味です。
例えば、あなたが出稿した広告が一般ネットユーザーに対して1000回表示され、そのうち、興味を持ってくれた人たちに総計100回クリックされた場合、「100回÷1000回=10%」という計算になり「CTR(クリック率)は10%」となります。
クリック率は、
- 広告文が魅力的かどうか
- 広告が掲載されたサイトのユーザー層のニーズと広告の内容が合っているかどうか
- 広告が掲載される場所
など、さまざまな要因によって変わってくるものです。
「リスティング広告」は個人店舗やローカルビジネスを営む人であっても少額から初められるものです。その一方で、検索キーワードによっては出稿費用が高価になる場合もあること、そして、運用知識も必要になることを理解しておく必要があります。
しかし、最大のメリットは今、情報を求めている人に自社の宣伝をダイレクトに届けられること。つまり、ニーズが顕在化しているネット利用者に対して自社の情報を見せることができ、クリックしてもらいやすいことです。
まずは基本的な運用知識を身につけて、自社の集客の一助として活用してみましょう。
Yahoo!広告「検索広告」のお申し込みはこちらから
最新のYahoo!広告に関する資料を
ダウンロード
お問い合わせ
関連記事
最新の資料はこちらから!
資料をダウンロード