
こんにちは! 「忙しい人のための基礎から始めるYDN講座」の3回目は、「過去に○○というキーワードで検索したことがある人」にターゲットを絞って広告を配信する「サーチターゲティング」編です。
サーチターゲティングは、スポンサードサーチと同様にキーワードを使って配信するターゲティング機能です。

スポンサードサーチは検索した直後の検索結果に広告を掲載するのに対して、サーチターゲティングは過去に検索したキーワードの履歴でターゲティングして、Yahoo!ニュースやYahoo!知恵袋などのコンテンツページに広告を掲載します。

スポンサードサーチとの組み合わせによる相乗効果で、見込み顧客を逃がさず獲得しましょう!
では、広告効果を感じやすい予算、月額5万円程度で始めるサーチターゲティング広告の設定方法について解説していきます。
今回、初めてYDNを始める方はSTEP 1、すでにYDNで広告掲載を始めている方はSTEP 3 へ進んでください。
かんたん5つのステップでサーチターゲティングを始めよう!
※このページで使用している広告管理ツールの画面はサンプルです。実際の表示とは異なる場合があります。
※画像はクリックすると大きく表示できます。
STEP 1 アカウントを作りましょう
まずは、広告管理ツールにログインして、YDNタブでアカウントを作成します。
1. 広告管理ツールの「YDN」タブで、画面右側の[+新規アカウント作成]ボタンを押す
ポイント
Yahoo!プロモーション広告のお申込時期などによって、YDNのアカウントが自動作成されている場合があります。「アカウント一覧」に既にアカウントデータが表示されている場合は、STEP2にお進みください。
2. 必要項目を入力後、[確認]ボタンを押す
3. 入力内容を確認のうえ[送信]ボタンを押す
STEP2 広告料金50,000円を入金しましょう
YDN用の広告料金は、スポンサードサーチの広告料金とは別に入金します。支払い方法はクレジットカードによる支払いと銀行振り込みによる支払いの2種類です。銀行振込でのお支払いの場合、弊社でご入金を確認してから、アカウント残高に反映するまでに3営業日程度お時間をいただきます。そのため、すぐに広告掲載を始めたい場合は、クレジットカードでの入金が便利です。
YDNの入金情報は、「YDN」タブの「資金管理」タブで確認できます。
お支払い方法の詳細はお支払いについて(YDN)をご確認ください。
STEP 3 サーチキーワードリストを作りましょう
サーチキーワードリストとは、広告の配信対象となるキーワードをまとめたリストです。サーチキーワードリストに設定されているキーワードの検索履歴を持つインターネットユーザーが、YDNの配信ページを訪れると、そのキーワードを含むサーチキーワードリストを設定した広告グループの広告が表示されます。
サーチキーワードリストを複数作成することで、それぞれのリストごとに広告を出し分けることができます。

サーチキーワードリストは、「サーチキーワードリスト管理」で作成します。
1. 広告管理ツールの「YDN」タブ、「ツール」、「サーチキーワードリスト管理」の順にクリック
2. サーチキーワードリスト管理画面で[+サーチキーワードリスト作成]ボタンを押す
3. 画面下部にある「サーチキーワードリスト情報」で、「サーチキーワードリスト名」を入力
4. サーチキーワード登録の「サーチキーワード入力欄」にキーワードを入力し、[使用できるサーチキーワード候補を検索]ボタンを押す
最初に登録するキーワードは、スポンサードサーチでクリック率の良いキーワードから選びましょう。スポンサードサーチで実績のあるキーワードなら、サーチターゲティングでも効率よく集客できる可能性が高くなります。
なお、サーチキーワードリストには、サーチキーワード候補に表示されたキーワードのみ選択できます。広告管理ツールで表示されるサーチキーワード候補は、リーチ数などをもとにシステムで自動抽出します(アダルトキーワードなどの公序良俗に反するキーワードは、サーチキーワード候補から除外されます)。サーチキーワード候補に表示されないキーワードは、登録自体行えません。
5. サーチキーワード候補からリストに追加するキーワードにチェックを入れ、[サーチキーワードリスト作成]ボタンを押すと、サーチキーワードリストの完成です
リーチ数とは、PC・スマートフォン・タブレットでサーチキーワードを検索したユニークユーザー数のおおよその数値です。
STEP 4 掲載する広告を作って広告掲載を始めましょう
実際に配信される広告を作成します。広告の文章は、ウェブサイトのキャッチコピーを使って作成すると簡単です。
1. 「YDN」タブ、「キャンペーン管理」タブの順にクリックし、キャンペーン管理画面中央にある[+キャンペーン作成]ボタンを押す
2. キャンペーン作成画面の基本情報で「広告掲載方式」と「キャンペーン予算」を入力
広告掲載方式 | 「ターゲティング」または「インフィード広告」を選択 |
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キャンペーン予算(日額) | 「設定する」を選択し、「1,000」円(※)に設定する ※30,000円の月額予算を30日で割った金額です |
入力が終わったら、[保存して広告グループ作成へ]ボタンを押します。これでキャンペーンが完成しました。
3. 広告グループ作成画面のターゲティング設定でサーチターゲティングの「設定する」を選択
4. サーチキーワードリストを選択
5. 広告グループ入札価格を入力し、[保存して広告作成へ]ボタンを押して広告グループを保存
広告グループ入札価格 | 30円(※) ※1日あたり30~40クリックを想定 |
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6. 広告作成画面で広告のタイトル、説明文、表示URL、リンク先URLを入力
タイトル | ウェブサイトのタイトルを入力(15文字まで) |
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説明文 | ホームページのキャッチコピーを入力(38文字まで) |
表示URL | 「http://」や「https://」、末尾の「/」をのぞいたホームページのURLを入力 |
リンク先URL | ホームページのURLを入力 |
まずはウェブサイトのトップページを訪問してもらうためのテキスト広告から作成します。広告には、ウェブサイトのタイトルと、ウェブサイトで使っているキャッチコピーを使います。
広告をクリックした人は、リンク先のページで広告文と同じキャッチコピーを見つけられるため、興味を持ったコンテンツを迷わず探すことができるので、離脱率を下げることができます。
また、入札価格は広告グループに設定した価格が適用されるため、この画面では設定する必要はありません。今後、広告を複数作成した際には、広告のパフォーマンスや優先度に合わせて設定しましょう。
[保存]ボタンを押すと、広告の作成は完了です。これで広告掲載の準備が整いました。
STEP 5 広告配信の準備が整っているかを確認しましょう
「YDN」タブ、「キャンペーン管理」、「広告」の順にクリックして、広告の掲載状況を確認します。審査状況が「承認済み」になれば、掲載可能な状態です。
審査状況が「審査中」の場合は、承認済みになるまでしばらくお待ちください。審査には3営業日程度かかることがあります。承認済みになるまでは、こまめに広告管理ツールを確認しましょう。
審査状況が「掲載不可」や「掲載停止」の場合は、広告掲載ガイドラインに沿って修正する必要があります。不明点はお客様サポートセンターにお問い合わせください。
フォームでのお問い合わせ
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広告の掲載状況を確認しよう!
広告は、掲載が始まったからといって、何もしなくていいわけではありません。広告の掲載が開始されたら継続してやらなくてはいけないこと、それは、「運用」です。
インターネットユーザーや他の広告主の動向、季節など、広告を取り巻く環境は、常に変化しています。問題が起きたら改善する、これを継続的に行うことが、広告運用です。広告を適切に運用すれば、効果はどんどん上がっていきます。

とはいえ、何を見たらいいのか最初はわからないですよね。最低限見なくてはいけないのは、この3つです。
インプレッション数 | 広告が表示された回数 |
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クリック数 | 広告がクリックされた回数 |
クリック率 | 広告の表示回数に対して、広告がクリックされた割合。 クリック数÷インプレッション数×100で算出します。 |
特にクリック率は、広告運用の重要なバロメーターです。この数値が高くなればなるほど、効率よく運用ができているということになります。
では、実際に毎日何をするのか見てみましょう。
- STEP 6 掲載開始後1日目 インプレッションやクリックを確認しましょう
- STEP 7 掲載開始後2日目~1週間 前日の実績と比較してみましょう
- STEP 8 掲載開始後1週間~2週間 サーチキーワードを追加しましょう
- STEP 9 掲載開始後2週間~1カ月 前週の実績と比較してみましょう
- STEP 10 掲載開始後1カ月~2カ月 サーチキーワードや広告を改善しましょう
STEP 6 掲載開始後1日目 インプレッションやクリックを確認しましょう
広告掲載を始めた翌日は、広告にどんなアクションがあったのかを広告管理ツールでチェックしましょう。これは、インプレッションやクリックが発生するまで続けてください。
1. 「YDN」タブ、「キャンペーン管理」の順にクリックし、「表示内容選択」で「広告」をクリック
2. 表示されたデータを確認
データが表示されない場合は、広告が掲載されていない可能性があります。下記の項目をチェックしましょう。
配信状況を確認→オフの項目がある場合はオンにします。
審査状況を確認→承認済み以外の場合は、審査状況の詳細を確認します。
上記が問題なくてもインプレッションが0、もしくは少ない場合は、広告グループの入札価格を10円ずつ上げてみましょう。また、ターゲティング設定を絞り込みすぎると、広告が掲載されにくくなります。ターゲティングを外した場合に掲載されるかを確認しましょう。
それでも解決しない場合は、お客様サポートセンターにお問い合わせください。
Yahoo!プロモーション広告 お客様サポートセンター
お電話でのお問い合わせ:0120-559-703 (平日9:00~18:00 土日祝休)
フォームでのお問い合わせ:お問い合わせフォーム
STEP 7 掲載開始後2日目~1週間 前日の実績と比較してみましょう
1日ごとの実績をレポートで比較するには、レポートのテンプレートを作ると便利です。
1. 「YDN」タブ、「レポート」の順にクリックし、[新規テンプレートを作成]ボタンを押す
2. 「1. レポート形式を設定」の「レポートの種類」で「広告グループレポート」を選択
3. 「表示切替」のプルダウンで「サーチキーワード」を選択
4. 「3.レポート出力を設定」の「作成スケジュール」で「毎日」を選択し、[保存]ボタンを押す
5. 「レポートを作成」をクリックし、ポップアップで[作成]ボタンを押す
6. 「レポートを作成」をクリックすると、レポートが表示されます
一度テンプレートを作成すると、次回からは「テンプレート一覧」で「レポートを作成」をクリックするだけでレポートを確認できます。
毎日確認し、インプレッション数、クリック数、クリック率が前日と比べてどのくらい変動しているか確認することが、広告運用の第一歩です。
また、広告掲載から1週間以上経過すると、曜日ごとの実績の推移が見えてきます。2週目に入ったらそこにも注目してみましょう。
STEP 8 掲載開始後1週間~2週間 サーチキーワードを追加しましょう
広告が順調に掲載されるようになってきたら、サーチキーワードを追加して、広告配信のターゲットを拡張しましょう。
サーチキーワードは、スポンサードサーチでパフォーマンスの良いキーワードのほか、サーチキーワードから連想できるキーワードや競合他社のブランド名や商品名も登録できます。
自社の商材に関するキーワードから、ターゲットとなるインターネットユーザーの人物像や行動を連想して、キーワードの候補を広げます。
例えばインテリア関連の広告を運用している場合には、「部屋探しや引っ越しをした人は、新居で使う家具を探す可能性が高い」「競合他社のインテリアショップを検索した人なら、うちの商品にも興味があるはず」などと連想できます。そこで、「新築」や「賃貸」、「引っ越し」または競合他社のブランド名などをサーチキーワードとして登録します。

サーチキーワードリストを作成する際は、サーチキーワードを分類し、それぞれのサーチキーワードに合った広告を登録しましょう。
では、新たに追加するサーチキーワードでサーチキーワードリストを作成し、広告グループを作成しましょう。
1. 広告管理ツールの「YDN」タブ、「ツール」、「サーチキーワードリスト管理」の順にクリック
2. サーチキーワードリスト管理画面で[+サーチキーワードリスト作成]ボタンを押す
3. 画面下部にある「サーチキーワードリスト情報」で、「サーチキーワードリスト名」を入力
4. サーチキーワード登録の「サーチキーワード入力欄」にキーワードを入力し、[使用できるサーチキーワード候補を検索]ボタンを押す
5. サーチキーワード候補からリストに追加するキーワードにチェックを入れ、[サーチキーワードリスト作成]ボタンを押すと、サーチキーワードリストの完成です
6. サーチキーワードリスト管理画面で作成したサーチキーワードリスト名の右側の「広告グループ一覧へ」をクリック
7. [+広告グループ作成]ボタンを押す
8. 広告グループを追加するキャンペーンを選択し、[広告グループ作成へ]ボタンを押す
9. 広告グループ作成画面のターゲティング設定でサーチターゲティングの「設定する」を選択
10. サーチキーワードリストを選択
11. 広告グループ入札価格を入力し、[保存して広告作成へ]ボタンを押して広告グループを保存
広告グループ入札価格 | 30円(※) ※1日あたり30~40クリックを想定 |
---|
12. 広告作成画面で広告のタイトル、説明文、表示URL、リンク先URLを入力
タイトル | ウェブサイトのタイトルを入力(15文字まで) |
---|---|
説明文 | ホームページのキャッチコピーを入力(38文字まで) |
表示URL | 「http://」や「https://」、末尾の「/」をのぞいたホームページのURLを入力 |
リンク先URL | ホームページのURLを入力 |
[保存]ボタンを押すと、広告の作成は完了です。
これを繰り返してサーチキーワードリストごとに広告グループを作成します。広告が複数できたら、毎日レポートで広告ごとのパフォーマンスを確認します。パフォーマンスが低い広告は、広告文や入札価格を見直し、改善していきましょう。
STEP 9 掲載開始後2週間~1カ月 前週の実績と比較してみましょう
広告掲載開始から2週間たったら、日次の実績とあわせて週次の実績を確認しましょう。これも毎週確認します。では、週ごとのレポートテンプレートを作成しましょう。
1. 「YDN」タブ、「レポート」の順にクリックし、[新規テンプレートを作成]ボタンを押す
2. 「1. レポート形式を設定」の「レポートの種類」で「広告グループレポート」を選択
3. 「表示切替」のプルダウンで「サーチキーワード」を選択
4. 「2.レポート内容を設定」で「先週(月~日)」、「3.レポート出力を設定」の「作成スケジュール」で「毎週(指定曜日)」「月曜」を選択し、[作成]ボタンを押す
5. 「レポートを作成」をクリックし、ポップアップで[作成]ボタンを押す
6. 「レポートの表示」をクリックすると、レポートが表示されます
広告掲載開始から2週間、どの曜日がクリックされやすく、どの曜日はインプレッションが減りやすいなど、傾向は見えてきましたか? 1カ月の中でも、月初、中旬、月末では傾向が変わることがあります。傾向を知ることで、翌月の予算も立てやすくなります。
また、クリック数が少なく、日額予算を消化しきれていない場合は、入札価格を10円ずつ上げてみましょう。
STEP 10 掲載開始後1カ月~2カ月 サーチキーワードや広告を改善しましょう
広告掲載開始から1カ月、思うようにクリック率は上がっていますか?
クリック率が低い、つまり十分なインプレッション数があるにもかかわらず、クリック数が少ない場合は、広告の内容がクリックに結びついていない(クリックする気にならない)ものになっている可能性があります。
この問題を改善するには、訴求ポイントを変えたり季節やトレンドを取り入れた表現を利用した広告を複数作って成果を比較して、クリックされやすい広告を作っていく必要があります。
さっそく、広告を追加してみましょう
1. 「YDN」タブ、「キャンペーン管理」をクリックし、広告を追加するキャンペーン名をクリック
2. 広告を追加する広告グループ名をクリック
3. 編集したい広告の広告名をクリック
4. 広告のタイトル、説明文などを編集し、[編集内容を保存]ボタンを押します
サーチターゲティング編は以上です。サーチターゲティングについてもっと詳しく知りたい方は、こちらのページもご覧ください。 サーチターゲティングについて詳しく見る
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