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運用のプロはここを見る! スマートフォン広告の効果を測る13の指標~確認編~
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準備編をご覧になっていない方は、まずは準備編をご覧ください。
運用のプロはここを見る! スマートフォン広告の効果を図る13の指標~準備編~
スマートフォン広告のパフォーマンスを確認するための設定が完了したら、効率よく広告を運用できているかどうか、チェックしていきましょう。
広告配信効率化! ~損をしているかもしれないポイント~
スマートフォン広告配信の効率化にあたって重要なポイントは、この2つ!
- 1.広告表示の機会損失をしていないか
- 2.獲得したコンバージョンに対するコストが見合っているか
その1:広告表示の機会損失をしていないか確認しましょう!
インプレッション(広告の表示)機会を逃している場合は、それだけ顧客獲得、売り上げアップの機会も損失していることになります。
インプレッションの機会損失を防ぐために確認すべき指標は、以下の4つです。
≪インプレッションの機会損失を防ぐために確認すべき指標≫
項目 | 説明 |
---|---|
インプレッション損失率(予算) | 広告表示機会の総数のうち、予算が原因で獲得できなかった広告表示回数の割合 |
インプレッション損失率(掲載順位) | 広告表示機会の総数のうち、掲載順位が原因で獲得できなかった広告表示回数の割合 |
インプレッションシェア | 広告表示機会の総数に対して、実際に広告が表示された回数(インプレッション数)の割合 |
完全一致の インプレッションシェア |
キャンペーンで獲得した広告のインプレッション数(表示回数)のうち、登録キーワードが検索キーワードと完全一致で表示された割合 |
「インプレッション損失率」とは?
広告を表示する機会があったにもかかわらず、何らかの原因によって、広告が表示されなかった割合のこと。
例えば、インプレッション損失率が50%の場合、実際の広告表示機会が100回あったとしたら、50回しか広告が表示されなかった、ということになります。
「インプレッション損失率(予算)」が10.00以上の場合は、要注意
「インプレッション損失率(予算)」の値が大きい場合。
キャンペーンに設定している予算額が、インプレッションに必要な予算額より低く設定されているため、広告の表示機会を損ねている状態です。
このような場合は、設定予算を引き上げて、インプレッションの発生機会を増やしましょう。
「インプレッション損失率(掲載順位)」が10.00以上の場合は、要注意
「インプレッション損失率(掲載順位)」の値が大きい場合。
広告の掲載順位が低いために、広告の表示機会を損ねている状態です。
掲載順位を上げる方法は以下の2つです。
1.キーワードの入札価格を上げる
2.広告の品質を上げる
参考:教えます! スポンサードサーチの掲載順位を上げる3つの方法
「広告の品質を上げる」つまり、品質スコアの向上を行うことは重要ですが、すぐにできることではありません。すぐにできる対策方法は、「キーワードの入札価格を上げる」ことです。
ポイント:スマートフォンへ配信される広告は上位に掲載されることが重要!
特に、スマートフォンはパソコンに比べて検索結果に表示される広告の本数が少ないため、より上位に掲載されることが重要です。
スマートフォン広告を作成したら、デバイスごとの入札価格調整率」でスマートフォンの入札価格調整率(%)の引き上げを行い、広告を上位に掲載し、クリック、コンバージョンの獲得につなげていきましょう。
「インプレッションシェア」の値に注目し、機会損失を減らしましょう
「インプレッションシェア」と「完全一致のインプレッションシェア」の値で、”完全一致”と”部分一致”での運用状況の良し悪しを判断できます。
「完全一致のインプレッションシェア」の値が高い場合
品質スコアや入札単価などの予算が適切で、”完全一致”で十分な露出が可能な状態です。
「インプレッションシェア」の値が低く、「完全一致のインプレッションシェア」が高い場合
マッチタイプを”部分一致”で運用している方は、以下を参考に、機会損失を防ぎましょう。
- 品質スコアを確認し、低い場合は入札単価を上げる
- 検索クエリ—レポートを確認し、
- 広告表示されているキーワードへの入札価格を引き上げる
- 足りないキーワードを追加する
- 関連性の低い検索クエリーを対象外キーワードに設定する
参考:検索クエリーを活用したキーワードのメンテナンス
参考:「部分一致」と対象外キーワードの設定で、キーワードを効率よく運用しましょう
「完全一致のインプレッションシェア」「インプレッションシェア」どちらの値も低い場合
以下を参考に改善を行いましょう。
- キャンペーン予算を引き上げ、表示回数を増やす
- 入札単価を引き上げ、表示回数を増やす
- 入稿キーワードの見直す
その2:コストパフォーマンスのよいデバイスに出稿を寄せましょう!
費用対効果で損をしないために、CPAに注目
デバイスごとに、コンバージョン数の違いや、コストの違いがあります。
コンバージョンにかかる費用を抑えるために、以下の指標を確認しましょう。
「コスト/コンバージョン数」……顧客獲得単価。1コンバージョン(商品購入や会員登録など)を獲得するのにかかるコスト
<計算式>コスト/コンバージョン数=合計コスト÷コンバージョン数
※コンバージョン設定において「自動入札の利用:しない」を選択している場合、「コンバージョン数」の実績としてカウントされません。「自動入札の利用:しない」のコンバージョンも含めて実績を確認したい場合は、「コスト/すべてのコンバージョン数」の指標で確認してください。
「コンバージョン数」と「コスト/コンバージョン数」を確認
コストに見合ったコンバージョンが獲得できているか確認しましょう。
「コスト/コンバージョン数」の値が低い場合
コストを抑えつつ、コンバージョンを獲得できているといえます。もし「コンバージョン数」が目標値より低い場合は、該当するスマートフォンのキャンペーンや広告グループで入札価格調整率の引き上げを行い、コンバージョン数アップを狙いましょう。
「コンバージョン数」が多く、「コスト/コンバージョン数」の値が低い場合
コンバージョンを多く獲得し、かつ、コストを最適化できていると言えます。更なる効果アップを狙いたい場合は、該当キャンペーンの予算引き上げなども検討しましょう。
いかがでしたか?
自身の広告のパフォーマンスが、パソコンで好調なのか、スマートフォンで好調なのかを確認し、パフォーマンスのよいデバイスへの出稿割合を高めることで、より効率のよい広告運用が可能になります。
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