
【スタッフブログ】スマートフォン対策
キャンペーンを分けるメリットと設定のポイント
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皆さまこんにちは、池田です。検索市場が急成長しているスマートフォン。そろそろ対策をしないといけないと思いつつ、何から手をつけていいのか悩んでいらっしゃる方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、Yahoo!プロモーション広告のスポンサードサーチにおけるスマートフォン対策について取り上げます。
スマートフォンの効果的な広告戦略には、PCとスマートフォンでキャンペーンを分けることが重要です。では、なぜキャンペーンを分ける必要があるのでしょうか。それは、スマートフォンでの広告掲載においてパフォーマンスを高めるためにはキャンペーンを分けて運用し、デバイスごとでの調整が重要になってくるからです。
それではキャンペーンを分けるメリットを2点取り上げ、設定のポイントと合わせて具体的にご説明します。
デバイスごとの最適な予算配分
まずメリットの1点目として、キャンペーンを分けることで、デバイスごとに最適な予算設定が可能になります。
PCとスマートフォンを1つのキャンペーンで運用した場合、デバイスごとに希望する予算を設定できないため、予算をまとめて運用するしかありません。
しかし、PCとスマートフォンを別キャンペーンで運用した場合は、PCの予算を20万円、スマートフォンの予算を10万円といったように、デバイス単位で予算を設定できます。これにより、より高いパフォーマンスが見込めるようにデバイスごとに予算を調整するなど、効率的な運用が可能になります。それぞれの予算の比率は、キャンペーンを分けてしばらく運用し、パフォーマンスを見ながら調整しましょう。
注力キーワードの入札価格の調整
メリットの2点目は、キャンペーンを分けることにより、デバイスごとにキーワードの入札価格を調整できます。
例えばPCとスマートフォンのそれぞれのキャンペーンで登録している「キーワードB」が、スマートフォンでのパフォーマンスが高く、特に注力したいキーワードだったとしましょう。この場合、 PCのキャンペーン内に登録されている「キーワードB」の入札価格を変える必要はありませんから、スマートフォンのキャンペーンのみ「キーワードB」の入札価格を上げ、上位掲載を維持すれば、効率のよい運用ができます。
しかし、PCとスマートフォンを同一キャンペーン内で運用した場合は、キーワードの入札価格をデバイスごとに調整できないため、PCとスマートフォンの「キーワードB」の入札価格を一緒に上げることになります。この問題は、上の図のようにPCとスマートフォンでキャンペーンを分けて運用していれば、スマートフォンの「キーワードB」の入札価格だけを上げることができ解決します。つまり、デバイスごとにキーワードの入札価格を調整するためには、キャンペーンを分けておく必要があるのです。
スマートフォン対策においては、スマートフォンのキャンペーンを個別に設定し運用することが大切です。スマートフォンでパフォーマンスの高いキーワードは、上位掲載されるように入札価格を調整しましょう。
スマートフォンでは掲載順位が重要に
入札価格を上げて上位掲載を維持するとお伝えしたように、スマートフォンではPC以上に掲載順位が重要になります。というのも、スマートフォンはPCに比べると、1ページあたりの広告掲載本数が少なく、広告検索結果の1ページ目に掲載されるためには、掲載順位をできるだけ上げる必要があるからです。キャンペーンを分けたうえでの最適な予算配分、パフォーマンスの高いキーワードの見極め、入札価格の調整がスマートフォン運用のポイントとなるでしょう。
今回取り上げた2点のメリットのほかにも、キャンペーンを分けることには、スマートフォンに適した専用の広告を登録できるといったメリットもあります。スマートフォンの検索はこれからもどんどん伸びると予想されています。しっかり対策を行っていきたいですね。
まとめ
- スマートフォンの広告戦略では、PCとスマートフォンでキャンペーンを分けよう
- スマートフォンでの最適な予算を設定しよう
- パフォーマンスに応じてキーワードの入札価格を調整しよう
注意
- 広告を配信するデバイスは、キャンペーン作成画面から設定します。キャンペーン作成画面で設定したデバイスは、あとから変更することはできませんのでご注意ください。違うデバイスで広告配信をご希望の場合は、新たにキャンペーンを作成ください。
- デバイスの設定方法はキャンペーンの作成(標準キャンペーン)(ヘルプ)をご確認ください。
(2012/06/26 投稿者: 池田)
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